よくある法律相談

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記事一覧

  • 2014.07.11

    【法律情報】離婚事由(5)~「強度の精神病」

     1 はじめに 教会式の結婚式に出席されたことがあるかと思います。 その際、新郎・新婦は、「その健やかなるときも、病めるときも・・・真心を尽くすことを誓いますか?」と問われ、「誓います!」と答えています。 しかし、民法第770条1項4号は、「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき」には離婚の訴えを提起することができると定めています。 すなわち、「病めるとき」の...

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  • 2014.06.21

    【法律情報】離婚事由(4)~「生死不明」

    1 はじめに 民法第770条1項3号は,「配偶者の生死が三年以上明らかでないとき」には離婚の訴えを提起することができると定めています。 ここにいう「配偶者の生死が三年以上明らかでないとき」とはどのような場合を指すのでしょうか。   2 「生死が・・・明らかでない」の意味 「生死が・・・明らかでない」とは,読んで字のごとく,生存も死亡も確認できないことを言いま...

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  • 2014.06.16

    【法律情報】離婚事由(3)~「悪意の遺棄」

     1 はじめに 民法第770条1項2号は、「配偶者から悪意で遺棄されたとき」には離婚の訴えを提起することができると定めています。 ここにいう「悪意で遺棄」とはどのような行為を指すのでしょうか。   2 「悪意で遺棄」の意味 (1)「悪意」とは ここに「悪意」とは、社会的・倫理的に非難されるような心理状態をいいます。 民法上「悪意」という語は、一般...

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  • 2014.06.05

    【法律情報】離婚事由(2)~「不貞な行為」

    1 はじめに 民法第770条1項1号は,「配偶者に不貞な行為があったとき」には離婚の訴えを提起することができると定めています。 ここにいう「不貞な行為」とはどのような行為を指すのでしょうか。   2 広義説と狭義説 「不貞な行為」の解釈をめぐっては,学説上広義説と狭義説の両論があります。 このうち,広義説は,「不貞とは貞節でないことであり,姦通よりも広...

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  • 2014.05.30

    【法律情報】離婚事由(1)~総論

    1 はじめに 日本においては,「結婚は簡単にできるが,離婚は容易にはできない」などと言われることがあります。 これは,離婚する際には,未成年者の親権者指定や養育費,財産分与など,様々な問題を解決しなければならないことに加え,そもそも法律が定める離婚事由すなわち裁判において離婚が認められる要件が限定されていることに起因するものと考えられます。   2 法律上認められ...

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  • 2013.11.14

    【法律情報】婚外子の法定相続分違憲判決について

    1 民法900条4号但書前段の規定 民法900条4号但書前段(以下、「本件規定」といいます。)は、法律上婚姻関係にない両親から生まれた婚外子(非嫡出子)の法定相続分を嫡出子の2分の1と定めています。 この規定が、法の下の平等を定めた憲法14条に違反するのではないか。 これが婚外子の法定相続分の問題です。   2 これまでの判例の立場 この問題に対し、最...

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  • 2013.08.15

    【法律情報】過払金返還請求と取引の分断

    1 「取引の分断」とは 借金をした後にいったん完済をして,その後また借入をしたという場合に,いったん完済した時点までの取引(以下「第1取引」といいます。)によって発生した過払金を,その後の取引(以下「第2取引」といいます。)の借入金に充当することができるか。これが,「取引の分断」の問題です。 「第1取引」によって発生した過払金を「第2取引」の借入金に充当する計算方法を,「一連計算」とい...

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  • 2013.08.13

    【法律情報】過払金返還請求とは

    1 はじめに 消費者金融から借金をしている場合,契約上の利息が,利息制限法で定められた上限利率よりも高く設定されていることがあります。 消費者金融からの借金を数年以上繰り返して,借入や返済を続けている場合,利息制限法の定める上限利率(下表)にしたがい計算しなおすと,本来の借金は既になくなっていて,払い過ぎ,すなわち過払いとなっている可能性があります。   ...

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  • 2013.07.25

    【法律情報】相続と葬儀費用

    1 はじめに 遺産分割に際し、故人の葬儀費用を誰が負担するのかが問題になることが多々あります。 故人の葬儀費用、果たして誰が負担すべきなのでしょうか。 2 一つの考え方 (1)参考になる裁判例 この問題については、見解が別れているところではありますが、参考になる裁判例として、名古屋高等裁判所平成24年3月29日判決があります。 (2)葬儀費用の分類 同判決は、...

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  • 2013.06.24

    【法律情報】被相続人の預金口座の取引経過開示請求

     1 はじめに 被相続人の遺産について相続人間で遺産分割を行うためには,被相続人名義の預金口座の情報が必要となります。 従前,金融機関は,被相続人名義の預金口座について相続人から問い合わせがあった場合,一般的に次のような対応をとっていました。 まず,預金の有無や残高については,相続人であることが確認できれば,情報を開示していました。 これに対して,預金口座の取引経過について...

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  • 2013.06.21

    【法律情報】相続と祭祀承継

    1 祭祀財産(系図,祭具,墳墓)の承継 祭祀財産(系図,祭具,墳墓)の承継については,相続とは別のルールが規定されています。 これらの財産は,祖先を祀るという観点からは,他の財産と同様に,遺産分割協議の結果によって分割してしまうことはなじまないからです。 具体的には,民法897条で,「祖先の祭祀を承継すべき者」が承継すると規定されています。 2 祭祀承継者の順序 祭祀...

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  • 2013.06.13

    【法律情報】遺留分減殺請求について

    1 遺留分減殺請求とは 「遺留分」とは,被相続人が有していた相続財産について,その一定割合の承継を法定相続人に保障する制度です。制度の目的は,相続人の生活の保障にあるとされています。 被相続人が贈与や遺贈などにより財産を処分した結果,相続人が現実に受ける相続利益が法定の遺留分額に満たないときに,遺留分が侵害されたとして,財産の取戻しを請求することができます。これを「遺留分減殺請求」とい...

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  • 2013.06.11

    【法律情報】遺産分割における死亡退職金の取扱い

    1 退職金,死亡退職金とは 退職金とは,労働者が勤務していた会社を退職した場合に,会社から支払われる金銭のことをいいます。このうち,労働者が在職中に亡くなった場合に支払われるものを,「死亡退職金」といいます。 2 死亡退職金の取扱い ア 「夫が亡くなり,妻に死亡退職金が支払われた。」という事例で検討してみましょう。 この事例において,被相続人の長男が,被相続人の妻に対し,法定相...

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  • 2013.05.01

    【法律情報】離婚に伴う子の氏(姓)の変更について

    1 はじめに 父、母、未成年の子の3人家族があり、父が戸籍の筆頭者だったとします。 この場合、父と母が離婚し、それに伴い母が未成年の子の親権者となったとしても、この未成年の子が当然に母の戸籍に入籍するわけではありません。そしてまた、離婚により母が復氏(旧姓に戻ること)したとしても、母が親権を有する子の氏(姓)が母の復氏した姓になるわけでもありません。 つまり、母は旧姓に戻っている...

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  • 2013.04.23

    【法律情報】親権者の指定について

    1 はじめに 親権者とは、未成年の子どもを監護教育するためにその父母に認められた権利のことです。 父母の婚姻中は、原則として父母が同時に共同で親権者となります。 しかし、夫婦が離婚する際に未成年の子が居るときは、父母いずれかの一方が単独で未成年の子の親権者となる必要があります。 したがって、夫婦が離婚する際に、未成年の子がいる場合は、その子の親権者を定めなければなりません。...

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  • 2013.04.17

    【法律情報】協議離婚の注意点

    1 はじめに 協議離婚は、夫婦が話し合い離婚することで合意し、役所に離婚届を提出することで成立します。日本では約9割の離婚がこの協議離婚であるとされています。 協議離婚は比較的簡便に離婚することができる手続きですが、ほとんどの場合法律家の手によらないで離婚に至るため、以下のような点に注意する必要があります。   2 親権者の指定 夫婦に未成年の子がいる場合、...

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  • 2013.04.15

    【法律情報】離婚の手続きについて

    1 はじめに 夫婦関係がうまくいかず離婚をしたいと思ったとき、どのようにして離婚をすればよいのでしょうか 。 離婚には以下の4つの方法があります。   2 協議離婚 協議離婚とは、夫婦本人同士の話し合いにより離婚をする方法です。 本人同士の合意による離婚であることから、離婚の理由は問題となりません。   3 調停離婚 調停離婚と...

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  • 2013.04.15

    【法律情報】遺産の集中について

    相続が発生した場合に,特定の相続人Aに遺産を集中させる方法としては,次のものがあります。 1 遺産分割協議 相続人間での話し合いによって,遺産を分ける方法です。 法定相続分(民法上定められた相続分)を前提に,遺産の種類,各相続人の年齢,職業,経済状況等様々な事情を考慮して行います。   2 相続の放棄 A以外の相続人が全員相続放棄すれば,残る相続人がす...

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  • 2013.04.14

    【法律情報】遺産の評価について

    1 はじめに 遺産分割は,被相続人(亡くなった人)の遺産を,相続人間で公平に分配するための制度なので,その前提として,遺産の価値を正しく評価する必要があります。 相続開始時点(=被相続人の死亡時)から,遺産分割までの間までに相当期間が経過している場合も少なくありません。その間に遺産の評価額が上下する可能性も十分考えられ,結果として不公平な遺産分割となるおそれがあります。 そのため...

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  • 2013.04.12

    【法律情報】相続人と相続分

    1 相続とは 人が亡くなった場合に,その人の持っていた財産上の権利や義務を親族が全面的に受け継ぐことを「相続」といいます。亡くなった人を,「被相続人」,その人から財産上の権利や義務を受け継ぐ親族を「相続人」と言います。 なお,相続が発生するのは,人が亡くなった場合がほとんどですが,長い間,生死が不明であったり,災害等に遭って,生死が不明であったりする場合には,家庭裁判所に申し立てること...

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